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民事責任の諸相と司法判断 | ||
| 飯塚和之 著 | |||
| A5判上製本 418頁 | |||
| ISBN | 978-4-86031-091-2 | ||
| 定価 | 本体7000円+税 | ||
| 発刊 | 2012年3月 | ||
内容 著者の,不法行為法を中心とする民事責任に関する長年の研究成果を領域ごとにまとめたもの。責任の問題につき,特に,司法の場でどのように判断されたかを丹念にトレースし,英米法との比較も含め,検討を加える。学説と実務の架橋を追求する。 |
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目次 |
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| 第1章 プライバシーの権利と司法判断 | |||
| T.プライバシーの権利−その意義と展開 | |||
| U.プライバシーの権利と司法判断 | |||
| V.判例研究 | |||
| 3-1 「聞きたくない音を聞かされない自由」と「とらわれの聞き手」 | |||
| 3-2 個人情報の提供と提供者の責任 | |||
| 3-3 プライバシー判例の新動向 | |||
| 第2章 製造物責任と司法判断 | |||
| T.製造物責任の意義 | |||
| U.製造物責任−立法論の展開 | |||
| V.製造物責任と司法判断 | |||
| W.イギリス製造物責任法 | |||
| X.イギリス製造物責任法と開発危険の抗弁 | |||
| Y.判例研究 | |||
| 6-1 イシガキダイ食中毒事件 | |||
| 6-2 電気ストーブによる化学物質過敏症と販売者の責任 | |||
| 第3章 医療過誤と司法判断 | |||
| T.医療過誤の意義 | |||
| U.医療過誤−帰責事由と司法判断 | |||
| V.患者の自己決定権と司法判断 | |||
| W.イギリスにおける医師・患者関係と医療被害者の救済 | |||
| X.判例研究 | |||
| 5-1 内視鏡再検査の不実施と相当程度の生存の可能性の有無 | |||
| 5-2 抑制具による拘束と病院の責任 | |||
| 第4章 精神科医療と司法判断 | |||
| T.精神障害者の加害行為と監督義務者の責任 | |||
| U.保護義務者の監督義務 | |||
| V.精神障害者の加害行為と精神科医の責任−タラソフ事件 | |||
| W.判例研究 | |||
| 4-1 精神障害者の加害行為 | |||
| 4-2 院外作業中の精神障害者の殺人事件 | |||
| 4-3 精神障害者の外泊中の殺人事件 | |||
| 4-4 精神障害者の自殺 その1 | |||
| 4-5 精神障害者の自殺 その2 | |||
| 4-6 精神科病院入院患者の死亡と担当医の転送義務違反 | |||
| 第5章 専門家の責任と司法判断 | |||
| T.公証人の責任と司法判断 | |||
| U.イギリス法と専門家の責任 | |||
| V.判例研究 | |||
| 3-1 不正確公正証書の作成と公証人の責任 | |||
| 3-2 公正証書の内容となる法律行為の法令違反等に関する公証人の調査義務 | |||
著者紹介(データは発刊当時) |
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| 飯塚和之 (いいつか かずゆき) | |||
| 1947年1月 | 茨城県に生まれる。 | ||
| 1970年3月 | 茨城大学文理学部経済学科卒業 | ||
| 1974年3月 | 一橋大学大学院法学研究科博士課程2年退学 | ||
| 1974年4月 | 小樽商科大学短期大学部講師(民法) | ||
| 1976年10月 | 同 助教授 | ||
| 1980年4月 | 小樽商科大学商学部助教授(環境法) | ||
| 1987年4月 | 茨城大学人文学部助教授(民法) | ||
| 1989年1月 | 同 教授 | ||
| 1994年4月 | 茨城大学大学院人文科学研究科担当(情報法研究,その後医事法研究) | ||
| 1995年6月-1996年3月 | 文部省在外研究(Reading University, Law Department, Visiting Reseach Fellow) | ||
| 現在 | 茨城大学人文学部教授 | ||