![]() | 医と法の邂逅 第1集 | ||
| 佐藤雄一郎・小西知世 編 | |||
| A5判上製 302頁 | |||
| ISBN | 978-4-86031-113-1 | ||
| 価格 | 本体7000円+税 | ||
| 発刊 | 2014年6月 | ||
内容 医学の発展は日進月歩であり,その実践である医療の役割もまた,質的に変貌し,人々の医療への要求の高まりとともに増加している。常に揺れ動く「医」と「法」が必然的に出会うこととなる社会生活において,「法」はいかなる理論をもって,異なる専門知識と技術を有する「医」と対峙することとなるのか。 その対象や体系につき議論の途上にある医事法学に取り組む,「いほうの会」のメンバーによる研究論文集の第1弾。 |
目次 |
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| 学際的学問の医事法学―─医事法学のアイデンティティーを求めて | 小西知世 | ||
| 一 はじめに──揺動する医事法学 | |||
| 二 医事法学の特性とそこにある危機 | |||
| 三 アプローチのパラダイムシフト──試論 | |||
| 四 むすびにかえて | |||
| 医療制度論 | 佐藤雄一郎 | ||
| はじめに | |||
| 一 総則的規定 | |||
| 二 医療機能に関する情報提供 | |||
| 三 医療安全 | |||
| 四 医療機関の種類 | |||
| 五 医療計画と病院開設など | |||
| 六 医療法人 | |||
| 七 よき医療の確保における国・公・民・私 | |||
| フランス医師会の命令制定権に関する一考察 | 磯部 哲 | ||
| 一 はじめに──医事法学とプロフェッション論 | |||
| 二 医師会の命令制定権 | |||
| 三 医師職業倫理法典 | |||
| 四 結びに代えて | |||
| 診療ガイドラインと医療の内容に対するコントロール | 小谷昌子 | ||
| 一 問題の所在 | |||
| 二 裁判例にみる診療ガイドラインと医師の法的実施義務 | |||
| 三 我が国医プロフェッションの問題 | |||
| 四 むすびにかえて | |||
| わが国の地域がん登録の法的考察─―その現状と課題 | 神坂亮一 | ||
| 一 はじめに | |||
| 二 わが国の地域がん登録の開始とその法的根拠 | |||
| 三 わが国の地域がん登録の実際 | |||
| 四 諸外国のがん登録─―特に、フランスのがん登録を素材として | |||
| 五 おわりに―─望ましい地域がん登録のあり方を目指して | |||
| 臍帯血バンクの法律論─―臍帯血の採取・提供を中心に | 神坂亮一 | ||
| 序 | |||
| 一 わが国の臍帯血バンクの状況 | |||
| 二 臍帯血バンクを巡る法的問題─―臍帯血の採取・提供を中心に | |||
| 結 臍帯血バンクの展望―─残された課題も含めて | |||
| 臨床研究 | 佐藤雄一郎 | ||
| 一 はじめに | |||
| 二 わが国における制度 | |||
| 三 臨床研究における被験者の権利 | |||
| 四 現状での問題点と今後の展望 | |||
著者紹介(50音順。肩書きは発刊時点) |
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| 磯部 哲 | ||
| 慶應義塾大学大学院法務研究科教授 | ||
| 神坂亮一 | ||
| 川村学園女子大学文学部兼任講師 | ||
| 小谷昌子 | ||
| 帝京大学法学部助教 | ||
| 小西知世 | ||
| 明治大学法学部准教授 | ||
| 佐藤雄一郎 | ||
| 東京学芸大学教育学部人文社会科学系准教授 | ||