![]() | 医と法の邂逅 第4集 | ||
| いほうの会 編 西田幸典・磯部哲・小谷昌子 編集委員 |
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| A5判上製 254頁 | |||
| ISBN | 978-4-86031-181-0 | ||
| 価格 | 本体6400円+税 | ||
| 発刊 | 2023年3月 | ||
内容 医学の発展は日進月歩であり,その実践である医療の役割もまた,質的に変貌し,人々の医療への要求の高まりとともに増加している。常に揺れ動く「医」と「法」が必然的に出会うこととなる社会生活において,「法」はいかなる理論をもって,異なる専門知識と技術を有する「医」と対峙することとなるのか。 その対象や体系につき議論の途上にある医事法学に取り組む,「いほうの会」のメンバーによる研究論文集の第4弾。 |
目次 |
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| 生殖補助医療における「子の福祉」について ――英国における「ヒトの受精および胚研究に関する法律」の制定過程および二〇〇八年改正前後における議論を参考に | 永水裕子 | ||
| 一 はじめに | |||
| 二 一九九〇年法制定に至るまで | |||
| 三 法改正の動き | |||
| 四 実施規程改訂 | |||
| 五 「子の福祉」条項の改正による実務の変化と課題 | |||
| 六 「子の福祉」条項に対する批判 | |||
| 七 おわりに | |||
| ベルギーにおける出生前検査に関する法的状況 ――フランスとの比較から | 本田まり | ||
| はじめに | |||
| 一 ベルギーにおける出生前検査 | |||
| 二 比較法的考察 | |||
| おわりに | |||
| 医的な関与ある「内密出産」の法的課題に関する覚書 ――出生届にかかる課題を中心として | 和泉澤千恵 | ||
| 一 はじめに | |||
| 二 戸籍の編製と記載事項 | |||
| 三 親子関係の成立と戸籍記載 | |||
| 四 出生届と「内密出産」 | |||
| 五 刑法の公正証書原本等不実記載罪と「内密出産」 | |||
| 六 戸籍と住民票 | |||
| 七 結びにかえて | |||
| 【補論】 | |||
| 医療過誤訴訟における相当程度の可能性法理と医師の割合的責任 | 金ア浩之 | ||
| 一 はじめに | |||
| 二 下級審実務の考え方 | |||
| 三 医師の割合的責任をめぐる学説状況 | |||
| 四 医師の割合的責任の正当性 | |||
| 五 相当程度の可能性法理、医師の割合的責任の成立要件 | |||
| 六 まとめにかえて | |||
| 医師の言動による法的責任 ――医療現場におけるロボットの利用に向けて | 長島光一 | ||
| 一 はじめに | |||
| 二 医師・医療従事者の言動をめぐる裁判例の整理 | |||
| 三 対話型ロボットの言動に対する法的責任への展開 | |||
| 四 おわりに | |||
| 司法解剖後の法医鑑定試料の取扱い ――科学的証拠の検証可能性との関連において | 辻村(伊藤)貴子 | ||
| 一 はじめに | |||
| 二 法医学と鑑定 | |||
| 三 問題の所在 | |||
| 四 科学的証拠としての鑑定 | |||
| 五 試料(資料)保管・管理の規律、学会指針 | |||
| 六 適正な管理・取扱いを考えるにあたって | |||
| 七 結語 | |||
編集委員・著者紹介(肩書きは発刊時点) |
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| 西田幸典 | ||
| 神奈川工科大学健康医療科学部看護学科教授 | ||
| 磯部哲 | ||
| 慶應義塾大学大学院法務研究科教授・東京医科歯科大学客員教授 | ||
| 小谷昌子 | ||
| 神奈川大学法学部法律学科准教授 | ||
| 永水裕子 | ||
| 桃山学院大学法学部教授 | ||
| 本田まり | ||
| 芝浦工業大学工学部情報通信工学科教授 | ||
| 和泉澤千恵 | ||
| 昭和大学保健医療学部作業療法学科講師 | ||
| 金ア浩之 | ||
| 弁護士法人ALG & Associates医療部 弁護士 | ||
| 長島光一 | ||
| 帝京大学法学部専任講師 | ||
| 辻村(伊藤)貴子 | ||
| 東京女子医科大学医学部統合教育学修センター講師 | ||