2009年11月10日刊行
現代中国の信教の自由 現代中国の信教の自由―研究と資料
土屋英雄 著

 本書は現代中国の信教の自由を法律面から検証。数度にわたる憲法改正,それに伴った信教に関連する各種法律を丁寧に追い,中国共産党の宗教観を鳥瞰して見せた好著。→詳細ページへ

2009年7月31日刊行
自由と安全 自由と安全―各国の理論と実務
大沢秀介・小山剛 編

 治安関連の実務家と,公法学者で構成される「市民生活の自由と安全」研究会による論文集。
 2001年のアメリカ同時多発テロ事件を契機としたテロ対策が,事件より8年を経た現在,どのように変化し,具体的に実務上どのように運用されているのか,そして,どのような課題が見られるかを中心に,監視(捜索),投資規制,テロ組織指定制度に関する事件を検討,「自由」と「安全」の適切なバランスを求める。→詳細ページへ 回収・交換のお知らせ

2009年7月30日刊行
家族と法の地平家族と法の地平―三木妙子・磯野誠一・石川稔 先生 献呈論文集
岩志和一郎 執筆代表

 「家族と法研究会」を発足させ,世話人として運営された3先生に,弟子筋にあたる研究者の「親権」を中心にした10編の研究論文と1編の特別寄稿を収録し,献呈する。→詳細ページへ

2009年7月15日刊行
ファミリー・バイオレンスにどう対応するか 公開シンポジウム
ファミリー・バイオレンスにどう対応するか
日本犯罪社会学会 編

 2008年10月17日に日本犯罪社会学会第35回大会の企画の一環として行われたシンポジウムの報告内容および討論の内容を収録。親密な関係を隠れ蓑として潜在化しやすい,家庭内での暴力事件(児童虐待,DVなど)に対し,専門家たちが実態をわかりやすく説明・分析。行政・警察・医師が「介入」を制度的にも実質的にも困難とするなかで,幅広い協働により対応を目指す方向性が語られる。→詳細ページへ

2009年7月15日刊行
経済法【第2版】 経済法【第2版】
鈴木満・鈴木深雪 著

経済法に関する主要判審決の争点を紹介。新司法試験「経済法」のテキストとして最適。2009年独禁法改正にいち早く対応。
 経済法とりわけ独禁法は、条文自体が抽象的にできており、どのような行為が同法違反になるかを知るためには、判審決例を参考にするしかない。このことをコンセプトに独禁法違反事件の「判審決の争点整理」を中心にすえ、「経済法」の内容把握を容易にする。従来型の体系を超えた最適な書。→詳細ページへ

2009年5月20日刊行
帝国崩壊後(一八〇六年)のドイツ刑法学 帝国崩壊後(一八〇六年)のドイツ刑法学
山口邦夫 著

 1806年,神聖ローマ帝国は解体され,多くのの領邦国家に分かれていった。それにもかかわらず私法の分野では依然として普通法が通用し続けたとされるが,多くの領邦国家は刑法典を独自に制定。刑法の教科書・ハンドブーフにおいても,「普通ドイツ刑法」と銘を打たれながら,帝国崩壊の前後を明確に論じ分けられていた。この時期の刑法学の状況をヴェヒター,フォイエルバハなどの学者にスポットライトを当てながら読み解く。
 この他,同時期に育まれた刑法理論に関する研究論文を収録。→詳細ページへ

2009年4月20日刊行
刑事政策【第4版】 刑事政策【第4版】
岩井宜子 著

実効的な犯罪統制のために,犯罪現象に関する実証的な知識を提供
 刑事政策の講義用テキストブック。
 刑事政策関連の多岐に渡る法改正を反映し,改訂。交通犯罪の章を新たに起こすとともに,組織犯罪,少年法,児童虐待防止法,そしてドメスティック・バイオレンスの解説に充実を期す。→詳細ページへ

2009年4月20日刊行
エレメンタリー法学 エレメンタリー法学
茨城大学人文学部法律コース 編集

基礎的概念の理解を目指すとともに,現代社会に生起する最先端の法律問題から法学を眺める。
 法学の基本的概念の習得のための,法学入門書。執筆者の専門分野から各実定法領域を見通す構成。大学教養課程での学習,一般市民の教養を想定。
 PartT「法学案内」では社会生活にとって最低限必要な法の仕組みを知る機会を提供。PartU「法学概論」では各章冒頭の【事例】を導入部分とし,本文を展開,章末の【事例についての考え方→まとめ】で法的思考の具体例を示す。→詳細ページへ

2009年4月15日刊行
新版 青少年保護法 新版 青少年保護法
安部哲夫 著

青少年問題を法的側面から集約的に検討
 刑事法,家族法,行政法,社会法,教育法など複数の法領域にまたがり断片的に論じられる青少年の保護に関する法を総合的に検討。伝統的な法理念と近年の青少年保護法制との調和,青少年保護法制の持つ理念自体の適切性を論じ,より身近な問題として「青少年問題」を捉え,その原因と対策を考える。
 改版に伴い,構成を一新。特に自立促進・支援についての叙述を強化。 →詳細ページへ

2009年3月31日刊行
女性校長のキャリア形成 女性校長のキャリア形成
女子教育問題研究会 編

 学校組織の決定にかかわる校長・教頭の管理職は,相変わらず,男性多数の世界である。男女共同参画第1期生ともいえる50歳代後半の554人の校長のフィールドで聞き取り調査を行い,そのキャリア形成や学校づくりの参画の実態を明らかにする。次世代の人たちへの教育管理職像の指針となるべき貴重な書。→詳細ページへ

2009年3月15日刊行
「憲法上の権利」の作法 「憲法上の権利」の作法
小山剛 著

 三段階審査,下限統制,制度準拠審査…論証のマナーブック,『お作法』誕生!
 実際の憲法(基本権)問題の判断において必要とされる論理構造を解き明かす。防御権の「原則−例外関係」を前提とした「三段階審査」,原則−例外を観念できない積極的権利の「下限の統制」,制度に依存した権利の「制度準拠審査」など,『憲法上の権利』の論証作法を広く示すとともに,判例との理論的整合を図る。 →詳細ページへ

2009年2月10日刊行
憲法学研究 憲法学研究
工藤達朗 著

 著者が1997年以降に発表した論文を中心に収録した論文集。
 この本は,憲法の解釈に伴い突き当たる,「国家とは何か」,「国家は何をしなければならないのか」あるいは「国家と憲法・社会の関係」といった問題に基本関心を置く。その上で,基本権の射程範囲,憲法秩序全体における裁判の位置づけ,憲法改正といった憲法学上の論点の検討を行う。
 また,各論文における導入部分のウィットに富んだ語り口は,難解なテーマへのよき足がかりであるとともに,著者の大きな特徴である。→詳細ページへ



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